「一番大切なものはどれ 何か一つ足りない社長の話」について

リベラルアーツ大学の両学長のYOUTUBE動画の中でも大人気の【人生論】シリーズを仏教目線で説明してみた。

必要になる仏教の知識

  • 畜生界:因果関係がわからない世界
  • 諸行無常:世の中のすべてのものは変化し続ける
  • 智慧:自因自果、自分のせい、この結果yになったのは原因が自分aにある
  • 愚痴:他因自果、他人のせい、この結果yになったのは原因が他人xにある

動画の概要

【お金、スキル、道徳、愛】何かが足りない社長の話。

まず質問集から始まります。質問内容は、お金、スキル、道徳、愛に関するもので、商売と道徳についてになります。この質問にまとめて答えていくことになります。

経営失敗履歴について説明されます。

学長は、高校一年生の時に起業しました。目的は「自由が欲しかったから」です。稼ぎ方は動画の方で見た方がわかりやすいです。高校生で月収100万ほど稼いでいました。部活動をしていたのでアルバイトは出来なかったから起業しようということです。もう一つの夢として、高校時代がものすごく楽しかったので「この人たちと大人になっても一緒にいたいとか一緒に働きたいとか困った時は助けてあげたいとかを考えを持っていた」。高校卒業から本格的に経営を始めました。儲かる時期でもあるしワイワイ楽しかった時期でもあり、その反面人とのトラブルも多かった時期でもありました。給料が高いのに退職する社員がいたり、タイムカードを押してスーパーに買い物に行ったりパチンコに行ったりする社員がいたり、会社のものがなくなったり出社してゲームして仕事していないとかしょっちゅうありました。こんな環境だから社員から不平不満が沢山あるんですがそれを改善しても一向に減らない。なので幹部や社員、社長との溝がありトラブルが非常に多かった時期です。

1回目の失敗、20歳の時には、売り上げも大幅減であり、人が大量に辞める、あとは独立するが勝手に会社の名前を借りて仕事をしていたり無茶苦茶でした。ショックなことがあり「思いは通じないんだな」と思ったりもしました。そこから経営の本を読みその当時流行っていたやり方を取り入れ、今後は厳しくいこうと考えました「数字と成績が全て」。

2回目の失敗、社員は増えたが社長が首になるという事態になりました。売り上げ自体は上がっていましたし会社は利益を上げるためのものなのでそれでいいんじゃないのと考えていました。ある日、s幹部から呼び出されて「社長、もう会社に来なくていいです。社長が来ると社員を引っ掻きますから」。法的には所有権は社長にあるんですがこんなこともあるんだと思ったそうです。この時期は結構やさぐれた時期でした。社員にお金を配っていたので自分のためにはお金は残していなかったんですが、「誠実にやっても理解してもらえない、人のためのお金を使うのはもうやめる、これからは全部自分のために使おう」この後は散財の時期になりました。経営は順調でしたが、人が少なかった時期です。それでも残ってくれた人たちがいました。

3回目の失敗、その後再度採用して小さく始動しました。この時からは「初心に戻って採用は想いを重視」にしましたが結果うまくいきません。残業は多いし、給料は少ない、資金も少ないのでできることは狭まっていて思うように出来なかった。こんな会社を作りたいとか立派な思いはあるんですが人が定着しない、トラブルは多い。この時は本当に落ち込みました。自分には器がない、人を雇う才能がないと思っていたんですが、一人だけ社員が残ってくれました。もう一人来てくれてこの二人のおかげで、もう一回一から勉強しなおそうと思ったが独学では限界があるな、それではすでに成功している人たちに学ばせてもらおうと思ってコンタクトを取り会社見学に行かせてもらいました。できることは全部したが、ココがわからないので教えて欲しいと連絡しました。いざ見学をしたら頭をハンマーで殴られるぐらいの衝撃を受けました。ここで、原因は全部自分だったんだと気づきました。どこかで自分以外のせいにしていたんですね。ここからできることは全部実行して原因自分論を学びました。ここからの10年間は、離職率も下がるし、自分に合う人が集まるし、社員が120%努力してくれる。社内のトラブルがなくなりました。そうすると会社以外でのトラブルも無くなりました。愚痴が減り智慧が身についたんですね。

それぞれの時代で、お金、スキル、道徳、愛のどれかが足りなかった。25歳までは、全て何かが足りなかった。25歳以降は、自分の中で本当に大切なものが固まってきた時期でした。人生の価値観マップは本当に大事です(諸行無常)。

お金・スキル:経済や生きるために役にたつ、ありがたいわけではない、お金がないと始まらないことは沢山あるし稼いでないと大切な人や物を守るためには必要

道徳・愛:ありがたい話、実務上は役に立たない、大事なんだけどこれだけでは生活できないが無いと自分自身に疑問が湧いてくる、ない人を見ても幸せそうに見えないし長くは続かない。悪い種は時間が経ってから目立ってくるので刈り取らないといけない。なので大事。

これらがすべて繋がって腑に落ちて瞬間に商売も人間関係も改善していくようになりました。

まとめ:なので全部大事です。バランスが欠くと何かがうまくいかなくなる。お金がないと大切な人を守れないし豊かに生活できない、スキルがないと立派な夢を掲げてもただの戯言にしかならない、道徳がないと一時的に成功しても長続きしない、愛がないと人に恵まれず足元掬われたりします。全部大事。畜生界から抜け出しました。「仏教の根幹の考えは因果の道理、人生に当てはめると自因自果≒原因自分論」、学長はこのようにして智慧を身につけていったんですね。

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