「一番大切なものはどれ 何か一つ足りない社長の話」について

【仏教目線で読み解く】両学長の人生論:「お金・スキル・道徳・愛」が揃うと人生が変わる話

リベラルアーツ大学・両学長のYouTube動画の中でも大人気の【人生論】シリーズ。今回は、学長の実体験に基づく「お金・スキル・道徳・愛」の重要性を、仏教の視点から読み解いてみました


■必要な仏教の知識

この人生論を仏教的に理解するには、次の4つの概念を知っておくと分かりやすくなります。

  • 畜生界:因果関係がわからず、本能や感情で生きる世界。トラブルの連鎖から抜け出せない状態。

  • 諸行無常:すべての物事は常に変化しているという真理。価値観や人生も移ろい続ける。

  • 智慧(ちえ):自因自果(=自分の行動が結果を生む)に気づき、自分の責任として人生を見つめ直す力。

  • 愚痴(ぐち):他因自果(=他人や環境のせい)で物事を捉え、前に進めない状態。


■動画のあらすじ:足りないものは何だったのか?

学長は高校1年生で起業し、月収100万円を達成。動機は「自由がほしい」から。高校時代を共に過ごした仲間と「大人になっても一緒に働きたい」と考えていたそうです。

順調に見えた経営ですが、実際にはトラブル続きの連続。社員の不満、退職、横領、不正などが絶えませんでした。いくら環境を整えても、問題は減らなかったのです。

【失敗の歴史】

●1回目の失敗(20歳)

売上激減、人が辞め、信頼していた仲間の裏切り。
👉 他人を信じていたが、「思いは通じない」と気づく。

●2回目の失敗

売上は上がったが、社長をクビにされる。
👉「誠実にやっても伝わらない」と傷つき、自分のためだけにお金を使うようになる。道徳や愛が欠けた時期。

●3回目の失敗

再び採用して再出発。しかし人は定着せずトラブル続き。
👉 本当に落ち込み、「人を雇う器がない」と思い詰める。残った少人数とともに、成功者に学び直しへ。

ここでようやく、「原因は自分にあった」と心から腑に落ちた瞬間、人生が大きく変わり始めます。


■仏教の視点から見る人生の転機

この転機こそが、「畜生界からの脱出」です。

仏教では、智慧(=自因自果の理解)を持つことが、人としての成長につながるとされています。学長は、最初は「愚痴」(=他因自果)で苦しんでいましたが、最後にはすべてを「自分の責任」として受け入れたことで、人生が好転していったのです。


■すべてが揃ってこそ人生は安定する

動画の中で学長は語ります。

「お金がないと大切な人を守れないし、スキルがないと夢を語っても戯言になる。道徳がなければ一時的に成功しても続かないし、愛がなければ人に恵まれず足元をすくわれる。」

▼各要素の役割をまとめると:

要素 役割 欠けたときのリスク
お金 生きる土台、大切な人を守る手段 生活が不安定、選択肢が狭まる
スキル 実務的な力、夢を形にする力 説得力や成果が伴わない
道徳 人としての誠実さ、信頼の基盤 一時的成功はしても信用を失う
人とのつながり、思いやり 孤立、信頼関係が築けない

■人生の本質は「諸行無常」と「自因自果」

人生は常に変わっていきます(諸行無常)。だからこそ、どんな時期にも「自分の行動が結果を生む」という智慧(自因自果)を持つことが大切です。

学長は25歳を過ぎたあたりから、自分にとって本当に大切な価値観が定まり、仕事も人間関係も安定していったと語っています。


■まとめ:バランスがすべてを変える

お金・スキル・道徳・愛。この4つのバランスが取れたとき、人生は劇的に好転します。仏教の「因果の道理」に基づくと、これは偶然ではありません。すべては自分が選び、行動した結果(自因自果)なのです

あなたは今、どれかが欠けていませんか?



リベラルアーツ大学の両学長のYOUTUBE動画の中でも大人気の【人生論】シリーズを仏教目線で説明してみた。

必要になる仏教の知識

  • 畜生界:因果関係がわからない世界
  • 諸行無常:世の中のすべてのものは変化し続ける
  • 智慧:自因自果、自分のせい、この結果yになったのは原因が自分aにある
  • 愚痴:他因自果、他人のせい、この結果yになったのは原因が他人xにある

動画の概要

【お金、スキル、道徳、愛】何かが足りない社長の話。

まず質問集から始まります。質問内容は、お金、スキル、道徳、愛に関するもので、商売と道徳についてになります。この質問にまとめて答えていくことになります。

経営失敗履歴について説明されます。

学長は、高校一年生の時に起業しました。目的は「自由が欲しかったから」です。稼ぎ方は動画の方で見た方がわかりやすいです。高校生で月収100万ほど稼いでいました。部活動をしていたのでアルバイトは出来なかったから起業しようということです。もう一つの夢として、高校時代がものすごく楽しかったので「この人たちと大人になっても一緒にいたいとか一緒に働きたいとか困った時は助けてあげたいとかを考えを持っていた」。高校卒業から本格的に経営を始めました。儲かる時期でもあるしワイワイ楽しかった時期でもあり、その反面人とのトラブルも多かった時期でもありました。給料が高いのに退職する社員がいたり、タイムカードを押してスーパーに買い物に行ったりパチンコに行ったりする社員がいたり、会社のものがなくなったり出社してゲームして仕事していないとかしょっちゅうありました。こんな環境だから社員から不平不満が沢山あるんですがそれを改善しても一向に減らない。なので幹部や社員、社長との溝がありトラブルが非常に多かった時期です。

1回目の失敗、20歳の時には、売り上げも大幅減であり、人が大量に辞める、あとは独立するが勝手に会社の名前を借りて仕事をしていたり無茶苦茶でした。ショックなことがあり「思いは通じないんだな」と思ったりもしました。そこから経営の本を読みその当時流行っていたやり方を取り入れ、今後は厳しくいこうと考えました「数字と成績が全て」。

2回目の失敗、社員は増えたが社長が首になるという事態になりました。売り上げ自体は上がっていましたし会社は利益を上げるためのものなのでそれでいいんじゃないのと考えていました。ある日、s幹部から呼び出されて「社長、もう会社に来なくていいです。社長が来ると社員を引っ掻きますから」。法的には所有権は社長にあるんですがこんなこともあるんだと思ったそうです。この時期は結構やさぐれた時期でした。社員にお金を配っていたので自分のためにはお金は残していなかったんですが、「誠実にやっても理解してもらえない、人のためのお金を使うのはもうやめる、これからは全部自分のために使おう」この後は散財の時期になりました。経営は順調でしたが、人が少なかった時期です。それでも残ってくれた人たちがいました。

3回目の失敗、その後再度採用して小さく始動しました。この時からは「初心に戻って採用は想いを重視」にしましたが結果うまくいきません。残業は多いし、給料は少ない、資金も少ないのでできることは狭まっていて思うように出来なかった。こんな会社を作りたいとか立派な思いはあるんですが人が定着しない、トラブルは多い。この時は本当に落ち込みました。自分には器がない、人を雇う才能がないと思っていたんですが、一人だけ社員が残ってくれました。もう一人来てくれてこの二人のおかげで、もう一回一から勉強しなおそうと思ったが独学では限界があるな、それではすでに成功している人たちに学ばせてもらおうと思ってコンタクトを取り会社見学に行かせてもらいました。できることは全部したが、ココがわからないので教えて欲しいと連絡しました。いざ見学をしたら頭をハンマーで殴られるぐらいの衝撃を受けました。ここで、原因は全部自分だったんだと気づきました。どこかで自分以外のせいにしていたんですね。ここからできることは全部実行して原因自分論を学びました。ここからの10年間は、離職率も下がるし、自分に合う人が集まるし、社員が120%努力してくれる。社内のトラブルがなくなりました。そうすると会社以外でのトラブルも無くなりました。愚痴が減り智慧が身についたんですね。

それぞれの時代で、お金、スキル、道徳、愛のどれかが足りなかった。25歳までは、全て何かが足りなかった。25歳以降は、自分の中で本当に大切なものが固まってきた時期でした。人生の価値観マップは本当に大事です(諸行無常)。

お金・スキル:経済や生きるために役にたつ、ありがたいわけではない、お金がないと始まらないことは沢山あるし稼いでないと大切な人や物を守るためには必要

道徳・愛:ありがたい話、実務上は役に立たない、大事なんだけどこれだけでは生活できないが無いと自分自身に疑問が湧いてくる、ない人を見ても幸せそうに見えないし長くは続かない。悪い種は時間が経ってから目立ってくるので刈り取らないといけない。なので大事。

これらがすべて繋がって腑に落ちて瞬間に商売も人間関係も改善していくようになりました。

まとめ:なので全部大事です。バランスが欠くと何かがうまくいかなくなる。お金がないと大切な人を守れないし豊かに生活できない、スキルがないと立派な夢を掲げてもただの戯言にしかならない、道徳がないと一時的に成功しても長続きしない、愛がないと人に恵まれず足元掬われたりします。全部大事。畜生界から抜け出しました。「仏教の根幹の考えは因果の道理、人生に当てはめると自因自果≒原因自分論」、学長はこのようにして智慧を身につけていったんですね。

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