紙に書きながらみると理解しやすいかなと思います。
仏教の根幹の考えとして「因果の道理」があります。
この因果の道理は、三世十方を貫くと言います。三世とは、「過去世」「現在世」「未来世」のことです。十方は、「四方八方」に加え「上下」も加えたものです。簡単に言えば、大宇宙全てを指します。それゆえ、「いつでもどこでも成立する因果の道理」と言われます。
因縁揃って結果が来ると言います。因縁果をそれぞれ因=a、縁=x、果=yとすると、y=axが成立します。
例え:
- 化学式では、H*H=H2(水素)、H2*O=H2o(水)になり、この後も縁が続いていきます。
- 世の中の事件であれば、事故が起こった(結果y)→原因はなんだったのか検証していき(因縁)を特定します。これにより、同じ事件が起きないように法律なり機械なり対策を作りますよね。
- 医療であれば、現在の症状(果)を理解し病名(因)を特定し、適した治療(因)を将来元気(果)にするということになりますよね。
この先は、y=ax1x2x3、、、、、と続いていきますよね。これをグラフにするとどうなるかというと「波線」になります。これを諸行無常と言います。世の中変化がひっきりなしにありますが、数式にするとこういうことです。それでは逆に因aを遡っていくとどうなるでしょうか?(このまま続けても同じ結果になりますが、、、)原因aの原因aを探っていくと、永遠に同じ数式が成立します。つまり可視化すると「丸」の形になります。これを無始無終と言います。まあ、仏教は円の宗教と言われています。他の宗教は直線の宗教と言われます。
雑談:実はこれ、高校物理の円運動と同じ説明です。授業では、ボールをグラフ上の波線のような動きをさせその進行方向に壁を作り進行方向に後ろから光を当てるとその壁に映ったボールの影はどのような動きになるか?上下運動します→このボールに線分をつけ上下運動をすると、円を描きますよね。線分が半径になります。
ですので、諸行無常の実態は円になります。結局、縁を変えても実態(因a)は同じことをぐるぐる廻っているだけです。このことを理解し疑問に思っていた歴史上の人物はたくさんいます。芥川龍之介、太宰治、川端康成、禅僧一休などが言葉を残しています。
芥川龍之介「人生は狂人が主催したオリンピックだ」
禅僧一休「人生は 食て寝て起きて糞たれて 子は親となる 子は親となる」
共通しているのは、「同じことを繰り返しているだけではないか」ということです。仏教では、流転輪廻と言います。
この円には、六つの世界がありその中を廻っていると言われています。これを六道輪廻といいます。六道は道と書きますね、y=aなので一本道だからということです。この道に、x1x2x3、、、の縁がつき六つの世界に入ります。
それでは、どのような世界なのか?ということです。この中の一つに、地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天上界というものがあります。ここで、算数やGoogleマップの拡大縮小がありますよね、これを利用して人間界に焦点を当てることで他の5つの世界が縮小されているという仮定が立ちます。つまり、人間界の中の六道ということです。覗いてみようと思ったわけです。
そもそも、「人間界に入るということはどういうことか」ですが、仏教では、仮宿みたいなものだと説きます。y=a に ∫(0〜死)x肉体dt という縁がつくわけですよね。死んだらこの人間界(仮宿)から出ていくということです。ですので、仏教では肉体は心の所有物であると説きます。様々な縁がある訳ですが、微分をする(xを減らす)と瞑想やマインドフルネス、メタ認知みたいになる訳ですね。瞑想は、科学的にもメリットだらけという論文があったはずなので興味のある方は調べてみるといいと思います。瞑想を取りいれている企業もあります。忘れましたが、GAFAMのいずれかも取り入れていたはずです。
雑談:友人に「積分よく使いますね」と言われたので、ちょっと説明しようかなと思います。中学入ってからの数学のメインは、n次関数ですよね。小学校の算数の集大成がy=axに収まります。だから、急に難しくなったという方が多いんですね。この式を見て条件反射で微分積分をしたくなれればいいんですけどね、皆さん「数学アレルギーが出る」て言います。忘れている方が多いんですが、【微分積分=等差数列の和】ということをどちらの学校でも最初の5分前後で説明されています。グラフを書いてその上に長方形が横にいっぱい並んでいくという説明があったはずです。長方形の面積の求め方は。縦(y=ax)×横(dt(どこからどこまでやるか))ですよね。この横dtが1ずつの等差します。ですので、同じというわけです。ちなみに、微分積分を諺にすると何になるかというと、「塵も積もれば山となる」と同じです。言い換えれば、「微小なものを積み重ねれば積分になるよ」ということです。dtを一年ずつとすると、人生100年時代と言われてますから、∫0~死(100)としているわけですね。
- 地獄界:悪いことしていれば悪い結果が返ってきます。悪因悪果と言います。
- 餓鬼界:テイカーの世界です。他人から奪うことしか考えていない。
- 畜生界:因果の道理が理解できない世界です。
- 修羅界:戦い続けたり比較し続ける世界です。
- 人間界:楽しみも苦しみもある世界です。
- 天上界:一時的な幸せです。地獄の始まりなんて言います。
続きは次の記事で書きます。
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