中学時代の野球部の話です。
タイトルの通り、「考えていました」は、実現できなかったからです。
実現できなかった要因としては、私の話を聞いてもらえなかったからです。部長は、ワンマンで人の話を聞かず(貪欲、慢心)自己中でサボる(懈怠)ことばかり考えて上手くいかないとすぐ怒り(瞋恚)なんでも他人のせい(愚痴)にする人でした。自分のことを常に正しいと思い込み(慢心)、自分は漫画の主人公みたいになれると思い込んでいます。中高一貫校だったため、その部長も年上の高校生には、媚を売っていたので面倒をみてもらっていました。高校生の先輩には媚を売り、他には偉そうにするタイプの人間です。ちなみに、この先輩も人の話を聞かず自分が正しいと思い込んでいるタイプでした。社会に出ても、このような人間はたくさんいますよね。
簡単に説明すると仏教では、煩悩を振り回されていることになります。これでは良いチームは作れませんよね。
本題に入ります。まずは、当時の1.練習環境と2.試合の問題点を把握し理解します。
1.まずは、練習環境ですが、大きいグランウドは高校生の公式野球部とサッカー部が占領していました。ですので、グラウンド脇の狭い空間で練習していました。大きさはブルペンよりも2倍ぐらいのサイズでした。この場所で、練習していたため制限がありました。
制限1:狭い。圧倒的にグラウンドが狭いのでキャッチボールも遠投はできない。バッティング練習も素振り以外は思い切り振れません。振ってしまうと、ボールを飛ばしてしまうため他の部活の練習を邪魔してしまう恐れがあり気をつけながらプレイしないといけませんでした。
対策1:目的は【思い切り打っても飛ばないようにしたい】。素振りでも良いんですが、実践を前提にした練習の方が効果的です。そこで実践に関係性があるものは、グラウンド、バット、ボールですね。これらを変えることを考えましょう。まあ、グラウンドは基本的に変えることはできませんね。例外的に、公式野球部がグラウンドを使わない日は利用できますがグラウンド整備が下手だと後々怒られます。次に、バットを変えることですが、これはお勧めしません。バットをバットのようなもの(飛ばない素材のものを探したり長さも重さもバラバラ)に変えるとバッティングフォームが崩れたり怪我のリスクもあります。最後に、ボールを変えることです。私が提案したのはこれです。これが一番現実的だと思います。アイディアとしては、ボールを紙で作ることです。ボールは軽くなりますが、ボールの重さを変える練習は大谷翔平も取り入れています。目的は自分の体に集中することで変化に強く安定した投球フォームを保てます。瞑想やマインドフルネスに該当します。この紙ボールは当然飛びませんので、思う存分バッティング練習ができるようになります。この練習をすれば、試合でもいい結果は自ずと付いてきますよね。
取り入れたかった練習ですが、選球眼を鍛えることです。
試合では、ボールとストライクの区別ができない選手が多く三振や凡打が多く点に結び付きませんでした。この対策として、選球眼を鍛えることをチーム全体の課題にしたい気持ちがありました。この練習は、イチロー選手が幼少期にバッティングセンターで実践していたことです。ただ、ボールを集中してボールかストライクかどうかの判断するだけです。この練習を行うと、同時にピッチャーのコントロール上昇やピッチャーができる人数も増やせます。
制限2:人数が少ない。部活のメンバーが少ないんですよ。人的資本が薄いことも悩みでした。全部で10人でした。もちろん下手な人も強制的にレギュラーになってしまいます。これは、避けられません。そして状況としては、セカンドとショートに下手な人を入れて他のポジションには経験者を置いていました。部長と先輩いわく、セカンド・ショートの抜擢理由は、肩が弱いからファーストに近いところに置くということらしいです。個人的には、ここに敗因があることに気づいて欲しかったですね。
対策2:部員が少ないんでね、適材適所を実行しないといけないんですよ。まず、セカンド・ショートは、非常に重要なポジションです。大半のアウトの起点になるのはここだからです。プレイ中に一番ボールが飛んでくるところはここですよ。ここに下手な二人を置くのは無条件で外野前ヒットの確率を上げているということです。ゲッツーも同時に捨てています。ファーストに投げる以前に守備力、捕球下手を見て見ぬふりをしているんですね、部長も先輩も。ポジションの優先度を考えないといけないんです。重要なポジションは、ファースト、セカンド、ショート、キャッチャーを経験者にするべきでした。ピッチャーは、コントロールさえ良ければいいんです、小中学生の軟式野球はこれで十分です。ピッチャーでアウト取ろうとするのはプロ野球やMLBの見過ぎで理想が高すぎです。今を正しく見ましょう。他のポジションは、ほぼほぼ自由でいいでしょう。
ちなみに、実践を前提にしているということは、逆算しているということですので効果覿面です。
制限3:ピッチャーが部長と年下の2人しかいない。部長は、先ほど説明したようにサボることや練習嫌いです。なので、体力もなければスピード、コントロール、その他の能力も平均以下です。よく打たれます。
対策3:ピッチャーを増やす。この影響は、打者二巡目に打たれにくくすることが目的です。初見のピッチャーの方が打たれにくいのは自明の理です。そこで、自分がピッチャーをやると申し出ました。正直な話、部長よりも全てにおいて自分の方が能力は上です。これをすればもっといい結果になったはずです。
冒頭でも書きましたが、これらのことを提案しましたが実現しませんでした。全てに共通にしているのは、部長と先輩の欲望が原因です。先輩は、私のことを「あいつやる気ねーから」の一言で考える前に却下していました。やる気のない人間が、勝つための方法を考え提案はしませんよ。自分が間違っていることに気付いてください。
まとめ
何か問題があるなら工夫して問題を解決しないといけないですね。実際に変えたことは、残念ながら今回は一つも無いです。部長も高校生の先輩も一切私の話を聞くつもりは無く採用されませんでした。案の定、最後の試合も同じ負け方をして中学の野球部を引退することになりました。このことは、普段の練習風景で想像することは容易なことですが周囲の人に理解されませんでした。一つでも何かを変化し失敗したら元に戻せばいいだけの話なんです。人は選びましょう。
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