仏教の目的は、六道輪廻を抜けて仏の世界に行くことです。これを出離と言います。
まず、因縁果の道理の式、果y=因a縁x で表します。それでは、この因を結果として捉えるとどうでしょう。その上に、因縁があります。では、さらにこの因を結果として捉えるとどうでしょうか?終わりはあるでしょうか?
答えは、丸です。そして、この丸に六つの世界があるといいます。そうです、これが六道輪廻といいます。パズルが埋まっていく感じです。で、なぜ六道が出てきたかというと、ここで数学の拡大・縮小をつかい人間の世界をみてみます。つまり、肉体の縁、人生100年時代なので縁x0→100を得ることになります。この縁は、親から頂いたものです。
六道のうち人間界に出ます。生まれるということです。六道とは、自分の行い(因)によって自分で作った世界(果)です。
人間界:我々の世界。苦しみも楽しみもあります。仏法が聞ける唯一の世界です。出離にリーチの状態です。
修羅界:戦い続ける世界。きりがないですね。上にも戦うし下にも戦うので心が休まりません。
天上界:六道のうち一番楽しみが多い世界です。一見、一番良さそうにみえますが長くは続きません。長くなれば長くなるほど苦しみます。最悪の場合、下記三悪道(畜生界、餓鬼界、地獄界)に落ちます。
畜生界:動物や昆虫の世界です。因果の通りが理解できず、幸せな人を妬み、他人の不幸を喜び苦しみます。
餓鬼界:飢えと渇きで苦しみます。それにも関わらず満たされません。欲深く、ケチな人の世界です。
地獄界:一番苦しみが激しい世界です。自業苦ともいいます。自らの行いで苦しむので抜け出すことが難しいです。
ここで、算数の知識で拡大・縮図を利用します。心だけの六道から肉体を得たことで肉体の制限を受け六道の縮図として人間界に入ります。そして、さらに人間界の中の六道を見てみましょう。
人間界の中の六道
人間界:今生きている世界です。良い種まきや仏法を聞きましょう。
対策:他の5道に入らず目的をもって善因善果
修羅界:運動、学歴、出世競争、名誉など
対策:他人と比べない、キリがないと知る(知足)
天上界:ギャンブル、依存症、有頂天など
対策:縁xを遠ざける、メディアを活用し有名人の転落などを知る
畜生界:社畜(会社の畜生)、自由がない世界など
対策:副業、自分で裁量を持つ、因果を知る
餓鬼界:いわゆるテイカーなど
対策:貪欲を自覚し布施に徹する、ギバーになる
地獄界:悪いことばかりしている人や世界
対策:自因自果を理解する、廃悪修繕
まずは大きい世界から人間界にいき、六度万行をし仏の世界に行きます。
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