行動力がなくて人生が良くならないという方は多いと思います。そのような方のお力になれればいいかと書いた記事です。「良くならない(惑)」から「やる気が出ず何もしたくない(業)」という行動をし「苦しむ(苦)」から「良くならない(惑)」というループになります、、、これを惑業苦(わくごっく)と言います。結末は、六道に入ります。苦しまないためには、業に焦点を当てる必要があります。まずは、この世界から抜けましょう。
・因果の道理
仏教の根幹の考え方は、因と縁がそろうと結果が表れます。いわゆる論理力です。
これを自分の人生に当てはめると、
「自因自果」ということになります。「自分の人生の全ての原因は自分にある」ということです。
善因善果:良い行いをすれば良い結果が返ってくる。
悪因悪果:悪い行いをすれば悪い結果が返ってくる。
人生が良くならないということは、悪因悪果としているということになります。法鏡に照らし自分と向き合い悪因と悪縁を見つけ解決することが大事です。
・廃悪修繕(まずは悪いことをやめましょう)
自因自果は自覚し、目的を達成するために悪の行いを廃棄し善の行いに修繕することが教えられています。判断基準の例、心、時間、金など。
・三業→種まき(因)
意業:心で思う行いのことです。思うだけでもダメです。とても厳しいです。なぜ厳しいかというと、いずれ縁があれば因に結び付くからであり、口業と身業に命令をするためボスといわれているからです。
十悪:意業①②③口業④⑤⑥⑦身業⑧⑨⑩
①貪欲:欲の心でつくる罪。
②瞋恚:怒りの心でつくる罪。
③愚痴:妬み、恨み、嫉妬の心でつくる罪。
口業:口での行いのことです。
④綺語:心にも無いお世辞で相手をだます罪。
⑤両舌:二枚舌。噂や陰口。仲の良い人を裂いて、仲を悪くさせる言葉。
⑥悪口:中傷、悪口。他人を傷つける言葉。
⑦妄語:相手を苦しめる嘘。
身業:体での行いのことです。
⑧殺生:生き物を殺すこと。
⑨偸盗:泥棒。他人のものを盗むこと。分不相応なものを所有したり、他人の時間を奪うこともいう。
⑩邪淫:不倫や浮気など、よこしまな男女関係。
悪いことを続けるとより大きくなり六道に入ってしまいます。
・目的(果)を持つことが必要な理由
目的(果)を持つことで、結末(果)は望んだ真実だけになります。なぜかというと、結果に結びつけるために小さい失敗(最短以外)をしても身軽に方向転換や余計な煩悩(悪縁)に左右されず大きい失敗(六道)に踏み込まなくなるからです。以上から、因縁果を理解することで論理的に道筋が経ちます。
まとめ
悪い種まき(因)を意識してやめ目的を持つことで因果の道理が分かってきます。道理が分かってくれば失敗(仮門)を恐れることはありません。後はやるだけです。スピードを意識するなら算数で習った、距離(作業量)= 速さ × 時間 の式を変換して、何を変えるかを決めましょう。そうすることで、無駄なことをやめるのです。世間的には、欲望(果)の優先順位を決めろと言われますが、同じことです。
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