自己実現するための、仏教的戦略

趣味で仏教を学び簡潔にまとめてみました。

この記事は、こんな人に役立ちます。

・全ての人

仏教では全ての人は煩悩(欲望)の塊で、時代も性別も人種も年齢、時代などを問わず皆同じであり迷いの中にいると教えられています。したがって、全ての人に役立ちます。

概要:1.人生でたった一つの尊い目的を持ち

2.自分の人生の全責任は自分にあるとはっきりと自覚し

3.良い行動をすること

 

1.仏教の最大の目的

天上天下唯我独尊:天上にも天下にも我々人間にしか達成することができないたった一つの尊い目的がある。

よく誤解されるのですが、「天上にも天下にも我ただ一人」「我のみ、我しかいない」「俺が一番偉いんだ」などという意味ではありません。「我」というのは、「人間」という意味です。このような意味で使われていたら、釈迦は世界三大聖人とは言われませんよね。

近年では、家のものを減らし必要なものだけ揃えることで私生活も仕事にもいい影響が出るというミニマリストという言葉も流行っています。言わば、「天上天下唯我独尊」は、人生ではたくさんのやりたいことがありますがそれらを減らしを人生の目的を一つにまとめるための「目的のミニマリスト」と言えばイメージしやすいでしょうか。

 

2.根幹の考え方

因果の道理:因と縁がそろうと結果が表れます。いわゆる論理力です。近年では、科学的にも論理力のある人が成功する、年収が上がるという論文も出ています。

これを自分の人生に当てはめると、

「自因自果」ということになります。「自分の人生の全ての原因は自分にある」ということです。

善因善果:良い行いをすれば良い結果が返ってくる。

悪因悪果:悪い行いをすれば悪い結果が返ってくる。

自因自果は自覚し、目的を達成するために悪の行いを廃棄し善の行いに修繕することが教えられています。これを廃悪修善と言います。

日本では子供に言い聞かせるようなことだと思われる方が多いと思いますが、実は難しいことです。

 

3.幸せになれる良い行い(六度万行)

お釈迦様が幸せになれる行いを、六つにまとめられています。それを、六度万行(六波羅密)と言います。一つ行うだけでも素晴らしいとされています。

3-1 布施:与えること

3-2 持戒:ルールを守ること

3-3 忍辱(忍耐):耐えること

3-4 精進:目標に向かって努力すること

3-5 禅定(反省):心を整えること

3-6 智慧:因果関係を理解すること

まとめ

実践するとこういう人間になれます。

自分のたった一つの目標をもち、自分の人生に責任感を持ち、人に親切で、自分に厳しく、忍耐し、努力し、反省し、これらすべてを自分のものにする。

このような人、嫌いな人いますか?多くの方は好感を持っていただけるでしょう。このように人生を送れば、幸せになれます。

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