仏教の根幹の考えは因果の道理です。因a縁x結yとします。これを数式にするとy=a∫x1dtとなります。
今回のテーマである仏教との縁を、仏縁といいます。仏教の縁でどのくらい得するのかを書いてみたいと思います。
まず縁xについてどのように利用すればいいのかですが、成功者のまね(良縁xg)を取り入れることと失敗者のまね(悪縁xb)を取り除くことが基本になります。これは、仏教では「廃悪修善」といいます。では、どのように見分けるんでしょうか?
結論からいえば、それぞれの共通点Xを見つけることになります。最近ではよく言われますよね。実は、小学校の時に習っているんですよ。事象の計算って覚えていますか?
これについては、小学校の算数でやった事象の計算について思い出してください。とは言っても印象に残らない単元でしたので説明します。思い出しやいキーワードは、最大公約数、最小公倍数、論理積などです。
事象の計算とは、ある事柄の特徴を書いたものになります。
a=(1,2,3,4,5)
b=(2,4,6,8,10)
c=(3,4,5,6,7)
aとbとcの共通項は、4になります。
それでは、例えば数字ではなく文字やその事象の特徴だったらどうなるでしょう?仮に人間で自分を苦しめていた人たちだったら共通項は?
xa=(テイカー,成績は良,人気者,明るい,,,,)
xb=(テイカー,成績悪い,運動神経は良,明るい,,,,)
xc=(テイカー,成績は優秀,悪口が口癖,根暗,,,,)
共通項は、テイカー(奪う人)ですよね。3人目で気づく人もいれば、これ以降も気づかない人もいますよね。それでは、いつまでもこの苦しみから抜け出すことはできません。これが自分を苦しめていたことになります。それでは、このテイカーという共通項がy=ax1x2x3x4,,,に含まれていたということですから、この次にするのは微分ですよね。この悪縁を遠ざけることをすればいいんです。
それでは、仏教を知っていた場合はどうなるんでしょうか?
x仏=(テイカーは悪縁,愚痴,煩悩,悪口,,,,)
xa=(テイカー,成績は良,人気者,明るい,,,,)
xb=(テイカー,成績悪い,運動神経は良,明るい,,,,)
共通項は、テイカー(奪う人)ですが、仏教(真実の教え)を予め知っているということは悪縁を一つ以上減らすことになるんですね。つまり、xc後(早い人はxaの時点で気づきます。)の悪縁に割く時間を省くことができるということです。これはあくまで一つの例えですが仏教を知っているということは他にもアドバンテージを得ることになります。
ΣAn=x仏+xa+xb+xc+xd
ΣAn-1=xa+xb+xc+xd
ΣAnーΣAn-1=x仏 + α(蛇足)
これを要約すると、「最後に気づいたときが真実である」ということになります。共通点が答えになり真実ということです。「人を変えることができるのは、人ではなく法(真実)のみ」と言われる所以になります。
それぞれの事象の項は、情報量に該当します。分析力を伴うと見つけやすいです。諺では、「一を聞いて十を知る」なんて言いますよね。コツとしては、予めジャンルを決めてこれに当てはめることです。
共通項x仏が分かれば、悪いことは取り除き、良いことは取り入れることができます。
つまり、
a2 = a1 + x仏
を代入することで、行動は変化していきます。
(因みに、プログラミングの変数の代入では a = a a = a + x仏 共通項は論理積のこと)
まとめ
仏教を学ぶことは、真実(結末)を知ることになるので蛇足の時間を減らし最短距離で目的達成をしやすくなります。学んだ分だけアドバンテージを得ることに繋がります。そして、仏教自身にも執着はしてはいけません。
(雑談)
愛憎違順と期待値の計算
愛憎違順とは、自分に近い人や物事には大きい愛憎を持ち、遠い人や物事には小さい愛憎があるということです。
期待値の計算とは、得られる結果に対して確率を掛けることで求められる数値になります。
この二つ、似てませんか?
愛憎の大小(期待値)=愛憎(得られる結果)×自分との距離の長短(確率)
愛別離苦や怨僧会苦もこの通りですよね。まとめて会者定離とも言います。
これを、縁に掛け合わせると期待と実際の差が小さくなります。(悟り=差取り)
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