足りないないものは仏教でした

幸せになるために、足りないものは仏教でした。

仏教は心を大事にしています。仏教の最大の目的は「絶対の幸福」です。これだけ聞くとわかりませんよね。それでは対義語を考えてみましょう。この対義語は、「相対の幸福」といいます。これは他人と比較しての幸福を示します。そうです。仏教は他人と比較しない人生の幸福を追求しています。しかし、社会生活を行う上で、人間付き合いは切っても切り離せないものです。そこには、日々の漠然とした不安や晴れない心、様々な悩みや煩わしさなど人生の妨げになる心の障害が存在します。これらに対応するために、仏教の知識をツールとして活かすことで心の障害を取り除くことができます。人生を楽に生きるためのヒントを、幸せになるためのヒントを、学ぶことができます。

 

因果の道理

どのような人生を過ごしていくか、ということは、どんな人間になりたいかになります。自分の人生は自分の影響が鏡のようにそのまま反射するからです。これを仏教では、「自因自果」といいます。良い行いをすれば良い結果が、悪い行いをすれば悪い結果が返って来ることが真実です。科学的には、神戸大学が国内2万人を調査したところ、自己決定権があるということが幸福度に影響があると示しています。

 

教育

心理学者のAdam Grant さんは「大人になったら何になりたい?」と聞きすぎることは子供のためにならないと記しています。また、「国際的な教育の普及」に携わるJaime Casapさんは、子供には「どんな職業になりたいか?」よりも「どんな人間になりたいか?」を聞くことを推奨しています。端的にいえば、外面(職業、肩書、etc)よりも人間の内面(心)を重要視した見解ということになります。大人にも効果はあります。世の中には、自己啓発の本やビジネス本などありとあらゆる本があり、どれも目的は人生の問題を解決するために存在していて心を変えるためだからです。では、「どのような人間になりたいか」という質問に対して、どのような答えを小中学生が回答したかというと沢山の友達や仲間がいる人、自分らしさを持っている人、人を思いやる心を持っている人など、etc、が上位を占めています。

これらに共通するものは、「自分が幸せだ」と心で感じることです。様々な哲学者が人類最大の目的であると記しています。アリストテレス、パスカル、フロイト、数を上げればキリがありません。幸せになるため」には「心」が大事ということになります。

「幸せになるためには心が大事」ということについて真面目に考えた人物がいます。それは、ゴータマ・ブッダという方です。いわゆる仏教を説いた方です。仏教には、幸せになるための、善い行い、悪い行いに名前がついているため、客観的に自分を律することができます。科学的な見地でみれば、メタ認知、マインドフルネスを行うということです。「今のこの感情は、仏教のこれだな」と予め知っていることで迅速に対応できるようになり、その感情の名前を自分で考える必要が無くなります。そして、感情を道具として力に変えることができます。自分や他人のメンタルの分析ツールとしても有用です。

何が心に影響を与えるか

一流企業のコンサルタントをしてきた起業家Jim Rohn氏は「あなたは、もっとも一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる(周囲5人の平均が自分)」といいます。これは、物理的な距離ではなく心理的な距離になります。

・自分がなりたいと思う人の近くにいく:日常生活を利用

・本や動画で成功者を自分の周囲に置く:メディアを利用

・環境のせいにして、その場に止まらない:悪い影響を受けない

思うに、この5人の中の1人にゴータマ・ブッダをペルソナとして作ることでいい影響を得られると考えます。

とは言いつつも、依存することはおススメしません。宗教に入る必要もありません。なぜなら、このようなものを悪用して洗脳して、財産を奪うカルト集団もあるからです。「人によるな、法によれ」ということです。5分の1にするということはリスクを分散したいからという意味もあります。

 

まとめ

仏教は、非常に生きることを楽にしてくれる学びがあります。仏教の最大の目的は、平生業成という「生きている間に幸せになる」ことです。そのための智慧(厳しさ)と慈悲(やさしさ)があります。哲学者、心理学者、起業家、成功者の共通点には、既知でも無知でも仏教の本質が含まれているため、仏教を学ぶことで真実を知ることができ人生をより良くすることができます。

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