「今なら言える」起業して辛かったことBest3 について

リベラルアーツ大学の両学長のYOUTUBE動画の中でも大人気の【人生論】シリーズを仏教目線で説明してみた。

必要になる仏教の知識

  • 天上界:一時的な幸せ。行きすぎると三悪道に落ちる。
  • 餓鬼界:人から奪う世界。貪欲(テイカー)。
  • 畜生界:因果関係のわからない世界。愚痴。
  • 諸行無常:世の中の全てものは変化し続ける。
  • 廃悪修善:悪いものを取り除き良いのもに直すこと。
  • 自因自果:仏教は自業自得の教え。
  • 人間界:苦しみも楽しみもある世界、三界。

動画の概要

起業して辛かったことはないんですか?また、どのように立ち直ってきたんですか?という質問に答える動画になっています。

結論から①人に裏切られた時②お金がない時③社員の大量離職の3つが特に辛かったようです。これにどのように対処していったか?前提:愚痴ではない。自分のせいだと考えている。見事に智慧のある方ですね。

①人に裏切られた時:10代や20代に多かった。舐められる。騙されたり、貸して返ってきた金額は大きい。

  • 友人にお金を貸して裏切られた時の話ですがお金を貸して当然帰ってこない。その後の動きがおかしい。判明したのが、商売ではなく夜のお店やFX(依存症)に注ぎ込んでいたため嘘を並べて借りたり学長宅でお酒などを盗んで売っていた(天上界から畜生界・餓鬼界への転落)。
  • 元社員も会社から盗んでいた。会社の名義を借りて取引先とやりとりしていた。会社の情報も漏洩していた(餓鬼)。
  • 大人たちの嘘:会社を創設してからの周囲の大人が嘘をつきまくる(妄語)。

②お金がない時:経営自体は順調。しかし困る時期もあった。

  • 管理が甘い。お金の因果関係がわからない。畜生界。
  • 散財。天上界。
  • 騙し取られる。売掛金を持ち逃げされる。同業者の嫌がらせ。餓鬼界。

お金がないと何が辛いかというと、全ての選択肢が狭まる、大切な人を守れないしその関係者のことも考える、環境を良くできない(布施することが難しい=親切とは「親を切る」と書くぐらい難しいこと)。結果を出しても聞いてくれない。できない自分に苦しい、辛い。

③社員の大量離職:人間関係が上手くいかないまま人が増えていった。これに見合った自分の能力がなかった。伝える能力がなく誤解や勘違いが多かった。これに伴い心無い言葉が受けた。

  • 知識を伝えてない故に理解されない。伝えていない自分が悪い。
  • 社員は友達が元々多かった。トラブルがあり社員が辞めるということは友達が減るということ。

結局人は裏切るし、大人たちは汚いし他人のために頑張っても責任は自分で取っても責められる。こんなことが続くからやさぐれてしまった。(諸行無常)

乗り越えた方法

①人に裏切られた時:理不尽なことでどうしても相手もいる。「あんなやってあげた、してあげた、自分は悪くない」など。そしてノートに書いて自分と対話した。自分はこの愚痴の時間が無駄だと思い自分の時間のために許すことにしよう。それ以来裏切られることを受け入れたら裏切られることが無くなった。

理不尽については「三世の因果」を理解しよう。自分を見つめることを法鏡と言います。諸行無常です。その中でも特に変化が激しいのは人の心と言われています。裏切る、裏切らないの選択肢があるように思えるが実際は死の前には全て裏切るんです。無常です。人生もいつまでも続かずいつか終わるから。

②お金がない時:結論は工夫とアイディアと行動。まず社内の固定費の見直す。社員のスキルを磨く。キャッシュに余裕が出来てきたらビジネスに投資。勉強し直し悪い商品に引っかからないようにする。お金の5つの力を磨く、極める。

廃悪修善と智慧をつけることになります。

③社員の大量離職:経営と人付き合いについて学び直した。原因自分論。原因は全部自分にあったんだ。経営については先輩方に学んだ。ITツールで効率化、どうやって相手に伝わるか。その結果会社方針優秀賞を受賞。

自因自果を理解する。智慧を磨く。

これだけ聞くと企業ってすごく大変ですが、学長自身は会社も企業も人間も好き人生をすごく楽しいんでいます。また人間に生まれてきたいなと思えるほどです。

苦しみも楽しみもある世界、それが人間界です。苦しみの終わりは楽しみ、楽しみの終わりは苦しみ、なんていう言葉もあります。諸行無常です。

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